壮絶体験してきた話。

ちょうど1か月前、壮絶な体験をしてきたので

記録として残しておこうと思う。




11月8日午後5時頃

エスタロンモカ 43錠
レンドルミン 3錠
サインバルタ 4錠

を近所のめちゃ広い公園でキメる。飲み物はほうじ茶ラテ。
死ぬなら最後に好きな飲み物で死にたいと思ったからほうじ茶ラテにした。

ちなみに、カフェイン錠剤は致死量ではないんだけど

私はそもそもコーヒーを飲む習慣が全くなく、お茶もノンカフェインばっかり飲んでた為、カフェイン耐性がないと思っていたから

この量で死ねると思った。惜しい。悔しい。


しかし、1時間半経っても何も起きない為、外も暗いし家に帰ろうと歩き出す(午後6時半過ぎ)


歩いている途中でだんだん朦朧としてくるが、何とか歩ける状態だったので坂を上がり家まで帰宅。(この時の記憶はほぼ無いけど車に轢かれなくて良かった)

午後7時頃
家に帰ってくる頃にはだいぶ朦朧としていて、着いた瞬間吐き気が止まらずぶっ倒れる。(意識はある)


親が心配して見に来るが、カフェイン錠をODしたなんて言ったら怒られるかもと謎の心配をしてしまい

「散歩してたら気持ち悪くなった」(嘘)

「おにぎりとネギトロ巻しか食べてない」(本当)


などと言う。正直に言えよ。


その後も吐き気が収まらず、とにかく吐き続ける。

最初はおにぎりとかネギトロ巻とかの海苔だったけどだんだん水しか吐けなくなる。


11月9日(服用翌日)
深夜も吐き続けて、その間何を考えていたかというと「ハリーポッター」。

7日にハリーポッターとアズカバンの囚人を観てたせいで頭の中がハリーポッター1色。

ハリー・ポッターダニエル・ラドクリフ
ハーマイオニー・グレンジャーはエマ・ワトソンロン・ウィーズリーは……?誰……?だっけ……?ってずっと思い出せなくて一晩中考えてた。(スマホは気持ち悪すぎて見る気になれなかった)


ちなみにアズカバンの囚人のドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)がめちゃくちゃイケメンで好き。あれは惚れる。悪役だけど。


9日昼過ぎ、吐き気が収まらないため近所の内科に行く。

外に行っていた時のカバンを漁られ、エスタロンモカの箱2箱見つかってしまうが、「前飲んだやつ」と言って切り抜ける。

この時点でカフェイン飲みましたあ☺️って言っておけばこの後の地獄は無かったかもしれない。自業自得〜

とにかく吐き気が凄いため、吐き気止め(坐薬&漢方)を処方される。だけどめちゃ効かない。死ぬほど効かない。漢方は美味しい味(シナモン的な味。甘い。)のに、飲むと吐く。無理ぃ

どうにかしてカフェインを体内から出そうと30分おきくらいにトイレに行くが全く出ない。(そらそうよ)



9日午後9時半頃

ODから1日経ってもちっとも良くならないが、少し吐き気が収まってたのでここで親にODのことを伝える。

「何となくそんな感じはした」と言われたが、ならそう言ってくれよ!!!!おい!!!って思う。()


でもこの時間でもうどうしようもないため、とりあえず自分が通っている精神科が午後10時までやっていたので親が電話して対応を仰ぐ。

個人的にはすぐにでも救急車に乗って点滴やらなんやらして頂きたい所だったが、明日また内科に行って指示を仰いでもらってと言われたようで、地獄の深夜タイムが始まる。


11月10日(服用から2日目)

深夜は相変わらずハリー・ポッターのことばっかり考えてしまう。

この日はハリー・ポッターと結婚するのはジニー・ウィーズリーで、ロン・ウィーズリーと結婚するのはハーマイオニー・グレンジャーだから、ハリーはロンとハーマイオニーの義弟になるのか……いや近すぎひん……?みんな親戚やん……って考えてた。何を考えているんだ。

時折眠気(?)に襲われてバケツに突っ伏して寝てみるけど15分くらいしか眠れない。

吐き気も辛いが、全員寝ている中自分一人だけが起きているこの状況がつらく、急に寂しさに襲われ泣く。めちゃくちゃ泣く。

午前2時頃になって胃が痛み出す。元々胃が弱めだから「意外と遅いな」と思う。けど痛いので眠気まなこの親に「3時くらいになったら胃薬が欲しい」と頼む。

しかし3時になっても起きないため、マイ胃薬を1錠飲む。

吐き気が凄かったが、「頑張れ〜私〜大丈夫大丈夫〜飲めるぞ〜大丈夫〜」と励まして何とか戻さずに済む。(病は気から)


6時頃になって、隣の家の風呂場の電気が付くのを見て「朝だ!うおおおおお!!!」と心の中で思う。


7時過ぎになり、家族が起きだす。兄弟たちも支度を始めて「みんな起きた……!やったあ……!一日の始まりだ……!」とテンションが上がる。


9時過ぎに内科に電話をして、10時過ぎに来てくださいと言われる。

とにかく吐く。何を吐いているかは覚えてないけど何かは出てた。(汚くてすみません)


10時半前、病院側から今来てくださいと電話があり急いで出る。(徒歩2分)


自力では歩けないため、親の背中にしがみついて歩く。

世界が眩しくて目を閉じて歩いてた。


到着してベッドに横になる。お医者さんの質問には辛うじて応答する。熱があり、38.1度。高。


この頃には吐き気が無くなっていたが、代わりに呼吸の仕方がわからなくなって苦しくなる。


親と看護師さんが呼吸の仕方を教えてくれる。


SpO2(血中酸素濃度)が83くらいで死にかけだったので酸素マスクを付けてもらう。


補足:通常の人であればSpO2は95-99だそうで、
93くらいから苦しくなるらしい。

呼吸を一緒にしてもらうが、段々「上手か下手か」という方が気になってしまい、苦しいのに「(呼吸)上手?」と親に聞きまくる。苦しい。



どうしようもならないので大病院に行くことになる。しかしコロナ禍、発熱がある状態の人間をなかなか受け入れてくれる病院が見つからず2時間くらい待たされる。(死ぬ気がした)


12時半頃、無事に移動先の病院が見つかる。
救急車を呼ぶほどでもないとの医師の判断で、お医者の自家用車で移動することになる。

酸素マスクを外していいか聞かれるが、苦しすぎて拒否。持っていきたいとごねる。


の為、鼻腔チューブを刺したまま乗車。


酸素マスクをしててもSpO2は91-93を往復するばかりでとにかく苦しい。

次は病院に運ばれてからの地獄。

壮絶体験してきた話2
https://monmonmomomo.hatenablog.com/entry/2020/12/08/181310